マイク・アダムス：株式市場の幻想

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株式市場が自分の株に対してお金を生み出してくれるところと思うのであれば。。。株価が上がればですね。
少々数学的なデモンストレーションをしてみましょう。
典型的な株式投資家として三人を取り上げてみましょう。
ボブ、ジェーン、ゲイロードです。
三人は、それぞれ手持ちの1000ドルで始めます。
三人の合計の資産は3000ドルです。
さて、ある日のこと新たな邪悪な企業が立ち上がりました。グリード社です。
公開価格は100ドルです。
ボブ、ジェーン、ゲイロードは全員グリード社の一株を買うことにしました。一株あたり100ドルです。
さて、現在それぞれ900ドルの現金があり、100ドルのグリード社の株です。
三人の資産合計は、いまだ3000ドルですね。
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しかし、グリード社はいまやCNBCのJim Cramerが取り上げるようになりました。
（訳注：CNBCの投資情報番組『Mad Money』）
「グリードはいい。リッチになれるぞ」と。
突然、テレビを見た国中の片手間投資家がグリード株を買うようになったのです。
株価は急激に上昇し、150ドルになりました。
驚くまでもなく、ボブ、ジェーン、ゲイロードの三人はこう考えました。
「100ドルの投資に対して50%のリターンを得た」と。
いま、彼らはそれぞれ900ドルの現金と、150ドルに値するグリード社の株です。
株については、それぞれ100ドルしか払っていません。
もちろん、彼らはこう考えました。「貪欲さが十分でなかった。もっと買おう」と。
そこで、彼らは現金の中から、それぞれ300ドルを使い、グリードを二株ずつ買いました。一株150ドルですからね。
さて、ボブ、ジェーン、ゲイロードは、それぞれ600ドルの現金と、それぞれ三株のグリード株です。株それぞれは150ドルの価値があります。
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彼らはそれぞれ1000ドルで始めましたが、現在は資産として1050ドルです。
これが現金と株の合計ですね。
「グリードはいい」、彼らは思いました。
いまやグリードの株は急上昇を続けており、人々は友人達に投資することのメリットを伝えていたからです。