マイク・アダムス:音響分析による第二銃撃者の証明(ラスベガス銃撃事件)


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OK。ラスベガス銃撃の犯罪科学音響分析にようこそ。
私は、マイク・アダムス、ヘルスレンジャーです。
私はCWC研究所の研究科学ディレクターであり、
長距離射撃手でもあります。
ですから、私はいわば、この分析を行うユニークな立場にあります。
警察当局とFBIの言い分を聞いている人達へ、
私が第二銃撃者の場所をお教えします。
「第二銃撃者?そりゃ何だ?」というかも、ちょっと待ってくださいね。見ていきます、簡単です。
これは犯罪科学音響分析です、
これはYouTubeからダウンロードしたビデオファイルにもとづいています。
そこから音響を抜き出し、分析し、
ノイズの中から信号を拾います。
これはCWC研究所で私がいつもやってることです。
質量分析計を使いますし、
isotopic spread ratio分析を行ったりします。
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有機化学をやったり、ICP-MSをやったりします。
こういった分析すべてで、ノイズから信号を拾い出すんです。
こういったことを毎日行います。
今回は銃撃現場です。
おそらく警察当局の手助けができるでしょう。
私はFBIの調査の不透明性を批判しています。
しかし、彼らが、大衆からの助けが必要とするなら、
出向いて、このビデオを提供しましょう。
お助けするということです。
まだこの分析をしていないでしょうから。
さて、行きましょう。
最初に、基本的な数学をやっていきます。
音の速さです、湿度20%での、ラスベガスの温度における。
これは秒速で約345メートルです。
ここでは(ヤードではなく)メートルを使いますよ。
ライフルの銃身から飛び出した、55 Grain.223レミントン銃弾のスピードは、
秒速約975mです。
初期スピードですね。
もちろん、我々長距離射撃手は知っています。
すぐさま速度が落ちていくことを。
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こういったグラフになります。
縦軸が速度、横軸が距離ですね。
ですから、弾が遠くに飛ぶほど、速度が落ちます。
これは弾道特性(BC)の値です。
これが重要なことですよ、覚えておいてください。
弾は先に到着するんです。
もし、あなたが(被害者として)現場に立っているとすると、
弾が先に到着して地面にぶつかります、その弾がライフルから発射された時の音よりも先にです。
なぜこれが重要なんでしょう?
オーディオファイルの我々の分析においては。。。これがオーディオの波形ですが、
この分析では、この理解が必要です。弾が先に到着し、その後にライフルの(音が)聞こえるんです。
これが決定的に重要です。
弾の速度は秒速975mで、音の速度は345mでしか無いんです。
ですから、弾は音より3倍速いんです、銃身を離れた瞬間にはですね。
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今お話ししているのは、典型的には600ヤード(約548m)以下です。
これにはメートルを使いませんが。
この範囲では、弾は超音速のままです。
音速の壁の下、音速以下になることはありません。
ですから、絶対に音よりも遅くなることはありません。
さて、飛行時間が、理解にとても重要です。
弾の飛行時間というのは、離れた場所に到着するまでどの位かかるかということですね。
弾の速度は落ちていきますから、
これは二次方程式になりますね。
飛行時間は線形関数ではないんです。
ですから、弾道グラフが必要になりますね。
私はこれを、gundata.orgから取ってきました。
そして、400ヤード、約355mですが、その場合には、飛行時間は、0.528秒です。
55grain .223銃弾が、16.5インチの銃身から発射された場合です。
これは大体一秒の半分ですね、0.528秒です。
さて、あなたに質問です、ちょっとした練習問題ですよ。
この距離と同じ距離を、ライフルの銃撃音が移動するには、どの位かかるでしょう?同じ366mという距離です。
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どの位でしょう?
ここに音の速度がありますね。秒速345mです。
すぐにわかりますね。1秒以上かかると、
ライフルの音が、弾のぶつかったその場所に到着するまで。
言い換えれば、弾は0.5秒でぶつかりますが、音はその0.5秒後に来るんです。
ですから、ここにギャップがあります。
ここに違いがありますね、
弾が地面に当たるまでの時間と、
ライフルで発生した音が、同じ場所に来るまでの時間です。
再度ですが、この青の文字です、弾が最初に到着するんです。
これが調査に重要です。
犯罪科学音響分析が、我々に銃撃者の位置を教えてくれるんです。
さて、ついてきてくださいね。
さて、このピーク(山)を見て欲しいんです、5つの山が見えますか?
この音響波形が示すのは、弾が舗装に当たったということです。
これは周波数が高いんです。
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オーディオの録音を聞けばわかると思います。これらの音が高いことが。
その中に多くの高い音があるんですね。
その一方で、こちらは遠くにあるライフルの音です。
弾が到着した後に来たものです。
これらの周波数は低いんです。
ここに書きましたが、
高周波は舗装への着弾を示します。
低周波はライフルで発生した音を示します。
つまり、ガンショットサウンドですね。
さて、なぜこういった二つのタイプの音の周波数の違いがあるんでしょう?
媒体である空気中における、音周波数の伝達に関係するんです。
このグラフが示すように、
横軸が周波数、縦軸が伝達比率ですが、逆比例の関係になります。
そして、周波数が低い場合、つまり重い音ですね、これは伝達率が高いんです、長距離において。
明らかに波長が長いからですね。
これに対し、高周波の場合は、
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ハイピッチの音や、複数の倍音が含まれる場合ですが、
空気中での伝達率が非常に低くなります。
なぜでしょう?
これらは、波長が短いからです。波長が短いと、伝達中に減衰しやすいんです。
つまり、
静かになる。。。
封じ込められるんですね。
減衰します、
空気中を飛んで行く途中に。
だから、遠くにある銃撃音は、常に低いドンドンという音になるんです。高くはないんです。
事実、ベトナム戦争の兵士、
第一次・第二次大戦の兵士、
現代の戦争もですが、彼らは知ってるんです、
銃撃の距離を測るわけですね、周波数の違いによって。耳に届く周波数スペクトラムによって。
それがどの位遠くか推測できるんですね。
もちろん、正確では無いです、当てにはできませんが。
単に、物理を理解していただくためです。さて、
これを聞いて欲しいんです。。。
ここで音をかけますので、
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舗装に当たる音です、ラスベガス銃撃からのものです。
舗装に当たる音の後で、遠い距離にある銃撃音が聞こえます。