DWドキュメンタリー:自由貿易のごまかしの約束


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自由貿易。
地球上を数百万トンの商品が動き回ります。
これが豊かさをもたらします。あるいは、そう言われています。
保護貿易主義と孤立主義は過去の邪悪です。あるいはそうだったのです。
ドナルド・トランプが米国への鉄鋼に関税をかけるまでは。
ヨーロッパと中国は、報復で脅します。
我々は完全な貿易戦争の瀬戸際なのでしょうか?
最初に、私は大統領令にサインしました、
外国輸入業者に対する関税の徴収を確実にする命令です、
安い物品のです。
いかに我々は世界貿易について騙されているのでしょう?
そして、我々自身がその騙しの中ではたしてきた役割は?
ドイツは他国にその商品を買ってもらうことを期待できません。
一方で、海外製品の購入を渋っています。
自由貿易に対する賛成・反対意見は、矛盾だらけです。
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ドイツは誇りにしています、輸出大国のリストのトップにいることを。
見るからに気がついていません、自由貿易が足元と海外の生活を破壊していることを。
ダビデとゴリアテの状況です。
(聖書:巨人と羊飼いの戦い)
しかし、このケースの場合、
(?)
誰が本当の勝者でしょうか?
そして、自由貿易は、その名の通り自由なんでしょうか?
ルールの無いゲーム~自由貿易のごまかしの約束
監督:Tilman Achtnich
ハンブルグの港です。
ここからドイツの製品が世界に輸出されます。
その代わり、一年に900万のコンテナが到着します。
ほとんどが中国からです。
北ドイツの都市が、アジアからの製品のヨーロッパへの門戸となっています。
そしてEUに入ると、
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多くの製品が関税対象になります。
アジアと米国からの車は10%、
衣類は12%、
スマフォは0%です。
関税法は複雑です。
数千の異なるタイプの関税があり、バリエーションは無数です。
当局者のガビ・アンソンとエバ・ホフマンです。
港湾中央関税オフィスの者です。
港を毎日チェックします。
彼らの仕事は製品の適切な申告を確認することです。
巨大な数の抜け道があります。
マイクロファイバーのコートと言ってますが、
ペット用のですね。
そうですね、ポリエステル製です。
確かに、サイズとして犬用ね。
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中国製。
別のサイズです。明らかに中型犬用ね。
犬用のコートでも革部分(?)があるんですか?
このケースでは、低率になりますね。
100%ポリエステルです。
ですから、今のところ関税は12%です。
サドルであれば、2.7%ですね。
この違いが何故なのかは知りません。
EUレベルで決定されていることです。
彼らは、ただコンテナの中身をチェックするのです。
長いあいだここで働いています。
ドイツ人であることを感じさせますね。
世界のトップ輸出者であることを。
しかし、そのほとんどが中国から来てます。
中国はほぼ何でも作ってます。
疑問としては、
関税は、政府の財源以外にメリットがあるのでしょうか?
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思うに、国内経済を守るためでしょう。
本当でしょうか?
国内産業を守ることが、自由貿易の時代にどんな役割があるのでしょう?
ヒュブクハウ(?)の町に来てみました。
ドイツの(?)にあるものです。
ボルカン・レナール社の本拠地、マリナ・アンド・センチュリオンです。
元トップのサイクロクロスの自転車乗りが、
ドイツに、大々的にマウンテンバイクをもたらしました。
今日彼は成功した起業家です。
この会社は様々な範囲のモデルを提供します。
ビジネスは活況です。
では、自転車はどこから?
これはドイツ製ですか?
違いますよ。
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でも、ドイツブランドですよ。
そうです、ドイツブランドです。
では、フレームはどこから?
他と同じく中国です。
塗装と組み立ては台湾です。
品質検査はここですね。
ドイツで設計され、台湾で組み立てられます。
中国で製作された部品を使ってです。
このようにして作ると、15%の輸入関税がかけられます、EUに到着したときに。
しかし、中国の工場から直接ドイツに送ると、
輸入業者はほぼ50%の懲罰的関税が課されます。
なぜでしょう?
中国の会社は自転車をもっと安く作れるからです、ドイツの工場よりもです。
20年の成長です。
世界最大の自転車生産工場になりました。業界をリードしています。
このグループで確立したことは。。。
このプロモーションビデオで、
中国の自転車製作会社Fuji-Taは主張します、
世界で最も巨大な自転車工場だと。
世界的な一流の生産テクノロジーです。
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100台以上のロボット溶接マシンです。
こういった企業は中国政府から助成金を受けています。
しかし、それは中国製品の安い理由の一つにすぎません。
規模もあります。
生産規模としては、一年に1億台の自転車です。
中国は素早く世界を圧倒できるのです、その製品で。
ボルガン・レナーのような会社は、行き詰まる可能性があるのです。
ですから、彼は関税をヨーロッパの自転車産業を守るためと見ています。
ときには保護貿易も必要です。
不可避ですよ。
ポイントとしては、ビジネスではフェアな土俵が必要であることです。
他の分野でもありますよ
政府の助成金が他の製造業を存続させています、競合からですね。
市場が歪んでいますから。
では、ヨーロッパの仕事ということでしょうか?
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そうですよ、仕事と公平さです。
関税によって、中国製自転車がより高くなります、ヨーロッパで購入する場合は。
懲罰的関税です。純粋な保護貿易の形態です。
しかし、回避する方法があります。
例えば、中国製の自転車フレームを得て、
台湾で完成させるのです。
すると、懲罰的関税は適用されません。
中国製のフレームの最終組立はヨーロッパで行うのです。
この業界が大陸での10万人の雇用を生み出しています。
レナーは喜んでいます。
保護的な関税が、
競合の中国会社をヨーロッパ市場から排除していることを。
しかし、世界における自転車貿易は、熱く戦われている分野です。
そして会社は、市場の一切れでもつかもうと、どんなことでもします。
EUが中国自転車に懲罰的関税を課して間もなく、
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それらはカンボジア、マレーシア、インドネシアその他から到着するようになりました。
これらの自転車が実際には中国製であることが明らかになると、
これらの国に対する懲罰的関税が課せられました。
すると、チュニジアが輸出を始めました。
そしてすぐに関税です。
今日では、自転車部品は未だにほとんどが中国製です。
しかし、フレームはどこか他で完成されます、台湾のような。
なぜなら、ルールによれば、価値が作られる場所によって、
自転車は懲罰的関税の対象にならないからです、
EUに輸入されたときに。
では、もし自転車が高関税で守られていなければどうなるでしょう?
米国のフィラデルフィアです。
自転車店のブライアン・カソリックはかつて米国ブランドのみを売っていました、国内製造されたものです。
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しかし、数年前に変わりました。
未だに米国ブランドですが、
しかし出どころは同じです。
中国製だよ。
製造者は無関係だね。
Trekだろうと、Cannondaleだろうと、Specializedだろうと。
全部だね、ある価格の、あるレベルのものは。
中国製だよ。
中国製
Specialized
Specialized
中国製
Trek
ヨーロッパのような保護措置がなければ、彼が言うには、
中国製自転車が米国にあふれるだろうと。
それが、この国の多くの仕事を破壊するだろうと。
特に彼の故郷の州ペンシルベニアでは。
かつては自転車製造業者が繁栄したところです。
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オーナーは言います、
良い気持ちはしないと、安い輸入品を売ることによって、国内産業を裏切るのは。
しかし、他にどんな選択があるでしょう?
家族を食わせなければね。
自転車店を二つ持ってるが、
消費者に提供できるようにね。
ギア付きの400ドル以下の自転車をね。
そして、ギア無しの300ドル以下の自転車だね。
街乗り用の。
それができるのは良いことだね。