ダン・コーエン:シリアの欺瞞 Part 1:アルカイダ、ハリウッドに行く


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GrayZone
マックス・ブルーメンソール編
シリアの欺瞞
ダン・コーエン製作
シリアの欺瞞
Part 1 - アルカイダ、ハリウッドに行く
数十年、西側政府と企業メディア、そしてハリウッドは大衆を騙してきた。
戦争への同意をでっちあげるためだ。
そんな議論などありません。
自由の名において戦い、
人権と民主主義の名で戦うと。
イラク、アフガン、リビアでの米国の戦争は
死と大量破壊と奴隷化をもたらした。
これらの惨事は続き、
次のドアを開くのである、
より深い皮肉と、かつてないほどのニセ人道主義である。
そしてエンタメとしてだ。
戦争プロパガンダと見分けのつかない情報は、
より洗練されてきている。
戦争推進のハリウッドプロパガンダは、新しいものではない。
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米国映画産業は国務省、ペンタゴン、諜報機関と協調してきた、
多くの映画を作り出すためだ。
軍隊のイメージに磨きをかけ、
物議を醸す歴史的エピソードを改ざんし、
決定的な事件についてのオフィシャルな説明を流布させるために。
シリアの不安定化における米国の役割が拡大すると共に、
この危機にの道具としてのドキュメンタリーも増加した。
このビデオで検証するのは、その中で最も野心的なものだ。
「Cries From Syria」だ。
(放題:シリアからの叫び)
HBOによって製作され、サンダンスフィルムフェスティバルで公開され、
現在Netflixで見れる。
Cries From Syriaは幅広く西側メディアでプロモーションされている。
国際司法裁判所でさえ上映された。
これは、公人によってプロモーションされている。
ネオコンであるニッキ・ヘイリー、
彼女は米国国連大使である。
彼女はシリアからイランまでの体制変更を扇動している。
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最近では、ロック・ミュージシャン、故クリス・コーネルだ。
最後のミュージックビデオに映画の一部を採用している、自殺をはかるまえに。
ポップの女神シェールは、
この映画のためのオリジナル曲を作ってさえいる。
この世界のための祈りが、
その帆に風をもたらす。
そのレールを外れたのだ。
救わねばならない。
Cries From Syriaのアサド大統領の描写としては、
虐殺的独裁者であり、自国民を絶滅させているというものだ。
我々は独裁者の下にいるのです。
これは完全にアレッポの市民に対する虐殺です。
人権団体アムネスティ・インターナショナルによれば、
シリア政府は戦争犯罪を行っており、
実際にシリアの国は拷問し、
政治犯が消えていると。
何年も米国との引き渡しプログラムを無視していると。
しかし、シリアのスンニ派ムスリムに対する虐殺の非難というのは、
ウソだ。
スンニ派はシリア国民の3/4を占める。
そして、一般軍人の半分以上である。
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「計画的なスンニ派の虐殺」の目的で、
Cries From Syriaでは、アサドの演説をごまかして編集している。
彼がシリア国民を病原菌と呼んでいるかのように。
病原菌がどこにでも増殖しています。
彼らを根絶することは非常に難しい可能性があります。
彼は我々をこう呼び始めたのです、
シリア国民を病原菌、バクテリアだと。
彼は我々を処理したいのです。
実際には、アサドは陰謀を病原菌になぞらえたのである。
次は、このスピーチの未編集のものだ。
陰謀は病原菌のようなものです。
これらは、いつも、どこでも増殖するのです。
根絶は難しいかもしれません。
しかし、我々は強くあらねば。身体のこれらに免疫を持って立ち向かうのです。
(訳注:アサドは医師)
Cries From Syriaのオープンニングは、アイラン・カーディだ。
世界中で見られた男の子のイメージだ。
彼の小さな亡骸は、
トルコの海岸で波に洗われた。
彼と家族が地中海で溺れた後である。
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しかし、アイランと家族は、映画が示唆するようにアサドから逃げたのではない。
実際には、カーディ家族はISISの攻撃から逃げてきたのだ。
故郷カバ二への攻撃からだ。
一方でシリア政府は、イスラム国との戦いの先導軍隊だったのである。
この種の騙しというのが、
この映画を特徴づけるものだ。
しかし、効果的な戦術である、米国民を確信させる作戦としては。
つまり、爆撃が人道的ということだ。
そして、シリア政府を転覆することが、人々の利益になると。
ISISの犯罪というのは、アサドのそれの2%程度なんです。
98%はアサド体制によるものです。
第一のテロリストというのは、体制なんですよ。
アイランの叔母、ティーマ・カーディは、
アイランと家族をカナダに逃げさせようとしたのだが、
現実を指摘している。
Cries From Syriaのストーリーの奇妙な点だ。
シリアの難民危機は、まず第一に、米国とその同盟国が起こした体制変更戦争がゆえであると。
私が希望したいのは、トランプ大統領が、
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シリアの体制変更のサポートを止めることです。
Cries From Syriaの他の主張としては、シリア政府に、
実質的に衝突の全犠牲者の責任があるというものだ。
確かに、数百万の人達が故郷を逃げ出した。
そして、数十万の人、多くは市民が殺された、
敵側および政府側の地域で。
しかし、犠牲者の数は実質的に検証不能である。
特に敵側支配地域では。
そこでは、ジャーナリストや人権活動家が誘拐され殺されうる。
報告されている人数というのは、あまりに信頼できない。
国連は2013年に犠牲者数の計測をやめてしまった。
事実に基づかず、犠牲者ほとんどがシリア政府のせいと考えられているのだ。
この映画では、敵側を支配するジハーディスト過激派、イスラム国の役割をごまかしている。
米国大使ブレット・マクガークが言うには、
それが世界最大のアルカイダ・フランチャイズになったと。ジャバート・アル=ヌスラである。
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これが皮肉にもごまかされているのだ、イスラムの民兵として。
ジャバート・アル=ヌスラ・フロントは、イスラムの民兵です。
Cries From Sryriaでの大きな騙しの一つとしては、
自由シリア軍(FSA)の描写である。