伊藤詩織:日本の秘められた恥


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バーで彼に会いました。
後でググったことを覚えてます。
そして、首相と話しているところを見ました。
これは驚きでした。
(詩織より)
(詩織より)
山口さんが言ったことを覚えてます、
いつもインターンを探していると。
お互いに反省するところがある。
(山口氏より)
私もそこそこ酔っていたところへ、
あなたのような女性が半裸でベッドに入ってきて
そういうことになってしまった。
もし誰かをそんなふうに訴えたら、
たぶん二度と働けないだろうと。
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レイプって何ですか?承認できません。
(山口氏より)
法律的に争うならそうしましょう。
あなたが勝つことはあり得ません。
(山口氏より)
「日本の隠された恥」
東京
2017/12
この事件での裁判所は初めてです。
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少し緊張してます。
もし彼が来るようなら、
もし来たなら、
2015年から二年経って、初対面することになります。
2015年、25歳の伊藤詩織は、
48歳の山口敬之に対して強姦容疑での民事訴訟を起こした。
日本の有名なジャーナリストである。
今日、二年以上が経過し、
彼女は裁判初日の準備をしている。
一番速いのって。。。急いでるんですけど。
ちょっと混んでるんですよね。
日本では、めったに性的暴力の申し立てを行うことはない。
詩織は極めて少数派なのだ、これを裁判所に持ち込む。
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2017/5、
詩織は日本にショックを与えた、レイプの主張をしたのだ。
これは世論を二分し、
多くは彼女を信じなかった。
しかし、他の者にとって、彼女はヒロインになった。
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強姦罪の認知件数
英国では100万人に510人。
日本では100万人に10人。
日本は非常に性的な社会です。
キオスクでスポーツ紙を買えますが、
そこに一覧されてます。どこでフェラがしてもらえるのか。
ベストの性的マッサージがどこか。
おそらく求めるいかなる性的サービスでも得られます。
Jake Adelstein(読売新聞1993-2005)
しかし、デートレイプに関していえば、あるいは性的暴行ですね。
トーク番組のネタにもならないんです。
これについてオープンな議論はありません。
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英国でのレイプの申し立ては日本の50倍以上です。
いかにこの国が女性にとって安全であるかを主張する者もいる。
しかし、活動家が言うには、
女性達が前に出るのを単純に怖がっているからだと。
世界で最も進んだ国の一つにも関わらず、
日本のレイプ法は1907年に制定されたものです。
一世紀以上も変更されていないのです。
(千葉大学法学教授、後藤弘子)
昨年の間、
日本のレイプ犯罪による判決は、窃盗よりも短い、
最小限の刑期だった。
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ニューヨーク
詩織は、ニューヨークでジャーナリズムを学ぶ間に
山口敬之氏と出会った。
2013年のことです。
大学二年の秋でした。
私はバーで働いて費用を捻出してました。
彼は、たしか4、5人と一緒に飲んでました。
これはとてもショックでした、
有名で、
私がやりたいことを成してきた人です。
非常に尊敬しました。
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山口氏は、その当時日本の放送局のワシントン支局のチーフだった。
彼は言ったんです、連絡を取り続けてくれと、
何か必要があればと。
もとこ・リッチ(Newyork Times)は、
詩織の申し立てを六ヶ月以上調べました。
彼は日本では非常に良く知られています。
テレビ局のワシントンチーフでもあり、
国民がニュースを見る数少ないテレビ局ですよ。
それに加え、安倍晋三首相の伝記作家なんです。
彼は比較的安倍に近いとして知られていました。
多くの時間を共に過ごし、ゴルフにも同行し、
伝記は非常にポジティブです。
ですから、思うに、多くの主張があるでしょうね、
この関係の近さからくる政治的干渉については。
その後、詩織は山口氏にメールした、
できる仕事について何度かだ。
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2015/5、彼女は東京から彼に連絡した、
ワシントンで会える機会があるかと。
彼にメールしました。
インターンの空きがありませんかと。
彼が言うには、もちろんインターンであれば、いつも探してると。
しかし、我々はまたプロデューサーの空きもあるんだと。
興味あるかと。
私は非常に興奮しました。
なぜなら、
もちろん、信じがたいことです。
山口氏は詩織に、
米国での就労ビザを手配する必要があると話した。
その次の月に、東京で会うことを提案した。
金曜の夜なので、とても混んでました。
彼は既に、この小さな串焼き居酒屋で飲み食べしていました。
彼は言ったんです、ここで食事するつもりではないと。
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二杯ぐらい飲んでから行こうと。
次の寿司屋に行ったんです。
彼は知ってるすべての場所で立ち止まって指さしてました。
「あそこは誰々と行った」
「ここは誰々と」。
元首相の誰々で、とても有名な政治家です。
私は「すごいですね」と。
私達は寿司屋に到着し、
さらにお酒を頼み始めました。
私は少々不安になってきたんです。
なんでここに来たんだろうと。
就労ビザについて話すと言われましたが、
その話題がでなかったんです。
この位の小さな徳利があり、
彼が三本目を頼んでました。とても小さいです。
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三本目を頼み、私は目が回ってきました。
トイレに行くことにしたんです。
そして、最後に覚えているのは、
水タンクに頭を乗せてたことです。
それがその夜覚えていることです。
山口氏は断言します、
詩織に意識があったと。
そして、その後は完全に合意でのことだと。
しかし、事実として日本の一世紀前のレイプ法には、
合意への言及がありません。
この国では、別の定義なんです、
レイプとは実際に何かという定義です。
未だにこういう感覚なんです、「犯罪ではない」という。
見知らぬ者が攻撃してきて、反撃して、
傷つけられたという以外は。
顔見知りの者にこれが起きると、
レイプの可能性は低いと。
酒が絡んでくると、それもまたレイプではないと。
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日本の法律によれば、
レイプを証明するには、
強要あるいは威嚇の使用を示す必要があります。
リサーチによれば、攻撃に対し、
多くの犠牲者は単純に凍りついてしまう。
山口氏は、性的違法行為のすべての主張を否定しました。
この事件について彼が公のインタビューに応じた唯一のものです。
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花田紀凱氏による政治おしゃべり番組です。
詩織は店員の助けを得てトイレを出ました。
彼女と山口氏は共にタクシーに乗りました。
現在わかっていることは、
タクシー運転手証言ですが、
彼女は繰り返し、駅に連れていってくれと彼に頼んだそうです。
電車に乗って家に帰りたいからと。
山口氏は、「一人では行けないだろう」と。
「ホテルの部屋があるから、まだ仕事について話があるし」と。
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彼は運転手にホテルに向かうように言ったそうです。
運転手が言うには、詩織が沈黙してしまったと、後部座席で。
ホテルの監視カメラが示すには、
山口氏が詩織をタクシーから引き出し、
彼女を支えながら歩いたことです。
詩織はホテルに二年のあいだ来たことがありませんでした。
彼女は、その夜何があったかを、
もっとつなぎ合わせるために戻りました。
これに向き合いたかったんだと思います。
しなかったんです。でも、
もう既に身体が反応するのを感じます。
この光を思い出します。この。。。
光です。
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私は激しい痛みで目が覚めました。
たぶん最初に言った言葉は、「痛い」です。
彼は止めませんでした。
逃れられた唯一の方法は、
「トイレに。今すぐおしっこがしたい」と言ったときでした。
この小さなボディウォッシュタオルを覚えてます。